ウイルスについて知ろう

コロナウィルスの今後を予測する

ハーバード大学が、新型コロナウィルスの今後を予測しています。

 

Projecting the transmission dynamics of SARS-CoV-2 through the postpandemic period.

大流行後のSARS-CoV-2の流行を予測する  ハーバード大学 14 April 2020 Science

 

SARS-CoV-2の今後を予測することが緊急です。SARS-CoV-2の近縁ウィルス(ベータ―コロナウィルス類)OC43とHKU1に関する、季節性、免疫性(免疫がどれぐらいの期間有効か?この近縁のウィルスOC43とHKU1の場合、感染して免疫が出来ても1年しか有効ではない)、交差免疫性(OC43とHKU1に対して免疫がある人がSARS-CoV-2に対して、どの程度免疫が有効か?)などのアメリカ国内のデータを当てはめてSARS-CoV-2の今後を予測した。

 

初期の大流行後に冬に再度、流行が起こることを予測した。今のところ他に有効な防ぐ手段(薬、ワクチンなど)が無いので、ソーシャルディスタンシング(隔離)の成功のみが、医療能力を越してしまうかどうかにかかっている。医療能力の充実と効果的な治療法は、(いったん流行が収束しても再発しそうな時に行う)ソーシャルディスタンシングを成功させ、集団免疫を獲得させる。
SARS-CoV-2に対する免疫の程度と期間を知るための、長期の抗体検査が必要です。一見終わったかのように見えても、2024年末までは伝染の再発がありうるので、SARS-CoV-2への監視を続けなければならない。

 

 

以下【解説】

 

SARS-CoV-2(新型コロナウィルス)が今後どうなっていくのか、予測する上で重要な点は次の4点です。

 

感染に季節性があるのか
免疫が有効な期間 (一度感染した後で、どの位の期間免疫が続くのか?)
交差免疫 (新型コロナ以外のコロナウィルスに対しての免疫が、新型コロナにどの位有効か?)
感染を抑え込む力の強度と期間(時期)

 

新型コロナ以外のコロナウィルスとして、ヒトに感染するコロナウィルスOC43とHKU1が知られています。どちらも風邪の症状を起こしますが、新型コロナ同様に症状が出なかったり、症状が軽いという特徴があります。それ以外に

 

季節性がある(冬が感染のピーク)
交差免疫がある(OC43への抗体は、SARS-CoV-1にも作用し、その逆も当てはまる)

という特徴があります。


これらの特徴から、新型コロナの今後を予測すると

 

免疫が長期間持続すれば → 新型コロナは無くなっていく

 

免疫が他のコロナウィルス同様、1年限りだとすると → インフルエンザの様に社会に定着し、秋から冬に流行が始まり感染が広がっていく
→ とすると、ソーシャルディスタンシング(隔離)を患者の推移を見ながら、何度も繰り返していく必要がある。薬、ワクチンなど有効な他の手段が導入されるまでは、医療崩壊を避けるために、随時ソーシャルディスタンシングを実行する必要があり、2022年まで、もしくは2024年末までソーシャルディスタンシング必要。

 

 2020年の冬、春の感染が低いレベルで終息してソーシャルディスタンシングを軽視すると、2020年秋に大流行する可能性がある。1918年のインフルエンザの大流行の時にも、アメリカで同じようなことが起きた(PNAS.May1.2007 国立アレルギー感染病研究所 アメリカ)



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